乾癬とは

乾癬とは、皮膚が赤くなって盛り上がり、表面に雲母のような白い垢が厚く付着して、その一部がポロポロとはがれ落ちる病気です。まわりの人にうつる病気ではありません。
(乾癬:psoriasis)

慢性の経過をとる皮膚疾患です。人によって症状や発症する場所が異なり、適した治療方法もさまざまですが、典型的な症状として、皮膚から少し盛り上がった部分[浸潤・肥厚(しんじゅん・ひこう)]赤い発疹[紅斑(こうはん)]の上に、銀白色のフケのようなもの[鱗屑(りんせつ)]が付着し、ポロポロとはがれ落ちる皮膚の病気です。
乾癬の皮膚では、炎症を起こす細胞が集まって活性化しているため、毛細血管が拡張し、皮膚が赤みを帯びた状態になります。また表皮の細胞が、健康な皮膚と比べて10倍以上の速度で生まれ変わり、生産が過剰な状態になっています。過剰に生産された表皮の細胞は厚く積み上がり、鱗屑となってはがれ落ちていきます。

欧米白人では有病率が3%と高いのですが、日本では有病率が0.1%前後で、国内の患者数は10万人(1000人に1人)以上といわれています。
男女比は2対1で男性に多く、乳幼児から高齢者まで年齢層は幅広いですが、男性では30代、女性では10代および50代での発症が多いようです。
「かんせん」という名前から誤解されやすいのですが、他の人に感染する疾患ではありません。